ミツナリの軌跡

そういえばここひと月くらいゼエゼエいってるなと思っていた
今日はひどい雨で遠出はあきらめて近くにいた
雨にうたれて帰ってくるとすぐにティッシュで拭いてくれる
寒い日だったしそういうサービスは助かった
しかし今日はかなりショッキングな事実を知った日だった
何度目かのティッシュで背中拭きのとき
おっさんはポッケから何かをさっと取り出した
キャシャーンマスクだった
最初ギクッとしたが声がおっさんなので安心した

その後再出勤して帰ってきたらおっさんが誰かと話している
お客が男だったらいやだからしばらくお外で聞いていた
「ここひと月、ひどいもんでよ〜　喘息的や
やっぱり毛の抜け替わり時期はこうなるわ」
「マスクしたらどう？」
「今日は流石に使ったけどね　あんまり使うとさ
ミツウ気にしよったらあかんでな」
「まあいっぺん病院にいったらええわ」
「おおきに　おおきに　けどこればっかりはあかんねん
僕な　猫アレルギーやねん」

全然知らない事実だった
昨年末からお世話になって今まで知らなかった
どうぞ明日から遠慮なくキャシャーンマスクして下さい
僕はなるべく普段通りの僕でいますから