肥ってきたで〜
よしよしこれが本来の姿
春から色んな事件が相次いで
ちょっとげっそりいってたからね
そろそろ食欲の秋 食べまくったる
やせたらおっさんに嫌われる
春から色んな事件が相次いで
ちょっとげっそりいってたからね
そろそろ食欲の秋 食べまくったる
やせたらおっさんに嫌われる
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ミツナリ
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10:41
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マグロブロック
ここに住みだしてまだ間もない頃
ようやく近辺のあちこちがわかりかけた頃
黒の大小の脅威は正直怖かったが
好奇心はおさえることなんか出来ないので
気分のむくまま冒険した
お家が分からなくなると困るので
少しずつ少しずつ距離を伸ばした
ある朝 灯台下暗しで気付かなかった場所へ忍び込んだ
うまく古い扉が開いていたのだ
お店からすぐの場所で車の危険もない
忍び込んですぐその場所が気に入った
古い建物でいろんなもんがあって
けっこう遊べそうな雰囲気だ
「こりゃ何日間か夢中で探検出来るで」
とココロが踊った
ここまではお家の人間も来ないだろうしな
ともすればここで暮らしてもええね
なんて思いながらうろついた
そんな浮つきが後日大事件をおこすことになるが
その時はそんなことつゆ知らずやわさ
薄暗い室内は初めて見るようなもんが
整然と並んでいて
いちいち横向けたり回したりした
棚の上の丸いものを触ったら
大きな音をたてて落っこちた
この暗がりで黒の大小にいきなり遭遇したら
まずやられる
一応警戒心はゆるめなかった
上に行くダンダンもみつけたが
やめた
どこからか今まで嗅いだことのないような
きょうれつに美味そうな匂いがしてくる
探した
それはわけもなく見つかった
お家にもあるような白い袋の中に
透明なんに包まれて
四角いもんが光っていた
「これや!」
しかしなんやこれは
やたらとええ匂いがする
手で押してみたら固い固い
手を離すときちょっと引っ付いて
ひりひりといたかった
でも間違いなくこれは宝物だ
お家の人間に褒めてもらおう
おっさんにみせに帰ろう!
台からまずそれを下に落とし
くわえた
思ったよりも重かったが
こんなものをみつけたのは初めてだったから
とにかくがんばった
近いしだいじょうぶや 黒さえ来なければ
ゆっさゆっさとゆらしながら
誇り高き貴族の剣士のように
えものをお店までもって帰った
入ったとこで女将さんが知らない女の人間と
話してるのが見えた 無視無視 おっさんは?っと
中から知らない女の人間の話し声が聞こえた
「あれ!? 今なんかくわえとったな!」
「白い袋ぶらさげとった!」「おもそうやったで」
がらっとお店の扉が開き女将さんにつかまった
こういう時にはぜったいおっさんおらへん
一番に褒めてほしかったのに
「あんた!これどこからもってきた!
これ!ミツナリ!どうしたん?これよ!」
けっこうおっきい声で問いつめられた
ほめてもらえないのだね
一日ふてくされて寝てた
気持ちのよい朝が台無しになった
人間は嫌いだね
夕方隠れてお店のそばにいたら
中で人間達が話している
おっさんも声がする
「ミツよ どこからかしらんけど
マグロのブロックぬすんできょってん」
「まぐろかいな?」
「まだ固かったし解凍中のやつやわ」
「どれくらいのよ?」
「けっこう大きかってん ようぶらさげてきょったわ」
「どこのやろ?」
「そやかてもう遅いわさ だまっとこ そやけど
そんなん業務用やわな 限られてるな」
しかしけったくそわるい
どこやりよってんやろ あの四角いのん
まあええ また明日いったらええわ
今度はミスらないよ もって帰らないし
僕を呼ぶ声が聞こえたけど
眠くなってそのままねた
でも食べたかった
ようやく近辺のあちこちがわかりかけた頃
黒の大小の脅威は正直怖かったが
好奇心はおさえることなんか出来ないので
気分のむくまま冒険した
お家が分からなくなると困るので
少しずつ少しずつ距離を伸ばした
ある朝 灯台下暗しで気付かなかった場所へ忍び込んだ
うまく古い扉が開いていたのだ
お店からすぐの場所で車の危険もない
忍び込んですぐその場所が気に入った
古い建物でいろんなもんがあって
けっこう遊べそうな雰囲気だ
「こりゃ何日間か夢中で探検出来るで」
とココロが踊った
ここまではお家の人間も来ないだろうしな
ともすればここで暮らしてもええね
なんて思いながらうろついた
そんな浮つきが後日大事件をおこすことになるが
その時はそんなことつゆ知らずやわさ
薄暗い室内は初めて見るようなもんが
整然と並んでいて
いちいち横向けたり回したりした
棚の上の丸いものを触ったら
大きな音をたてて落っこちた
この暗がりで黒の大小にいきなり遭遇したら
まずやられる
一応警戒心はゆるめなかった
上に行くダンダンもみつけたが
やめた
どこからか今まで嗅いだことのないような
きょうれつに美味そうな匂いがしてくる
探した
それはわけもなく見つかった
お家にもあるような白い袋の中に
透明なんに包まれて
四角いもんが光っていた
「これや!」
しかしなんやこれは
やたらとええ匂いがする
手で押してみたら固い固い
手を離すときちょっと引っ付いて
ひりひりといたかった
でも間違いなくこれは宝物だ
お家の人間に褒めてもらおう
おっさんにみせに帰ろう!
台からまずそれを下に落とし
くわえた
思ったよりも重かったが
こんなものをみつけたのは初めてだったから
とにかくがんばった
近いしだいじょうぶや 黒さえ来なければ
ゆっさゆっさとゆらしながら
誇り高き貴族の剣士のように
えものをお店までもって帰った
入ったとこで女将さんが知らない女の人間と
話してるのが見えた 無視無視 おっさんは?っと
中から知らない女の人間の話し声が聞こえた
「あれ!? 今なんかくわえとったな!」
「白い袋ぶらさげとった!」「おもそうやったで」
がらっとお店の扉が開き女将さんにつかまった
こういう時にはぜったいおっさんおらへん
一番に褒めてほしかったのに
「あんた!これどこからもってきた!
これ!ミツナリ!どうしたん?これよ!」
けっこうおっきい声で問いつめられた
ほめてもらえないのだね
一日ふてくされて寝てた
気持ちのよい朝が台無しになった
人間は嫌いだね
夕方隠れてお店のそばにいたら
中で人間達が話している
おっさんも声がする
「ミツよ どこからかしらんけど
マグロのブロックぬすんできょってん」
「まぐろかいな?」
「まだ固かったし解凍中のやつやわ」
「どれくらいのよ?」
「けっこう大きかってん ようぶらさげてきょったわ」
「どこのやろ?」
「そやかてもう遅いわさ だまっとこ そやけど
そんなん業務用やわな 限られてるな」
しかしけったくそわるい
どこやりよってんやろ あの四角いのん
まあええ また明日いったらええわ
今度はミスらないよ もって帰らないし
僕を呼ぶ声が聞こえたけど
眠くなってそのままねた
でも食べたかった
やれやれやっとカエラッタ
数日間本当に面白かった
いろんな透明なんがいっぱいいて
でも不思議とお店に来る人間と違って
「いっ!」という感じがなく落ち着けた
茶と白のでぶった僕の種もいて
たくさん話した
きょとんとした栗色の犬の種も
普段よりもはっきり見えて優しかった
お店の中で妙にきょろきょろする僕を
おっさんは不思議がってたが
いっぱいいやるか?って言った
おっさんそっくりの透明なんは
何度も何度もだっこしてくれた
おっきい透明なんはにこっともしないで
でも最後に僕の頭をぐいぐいなでた
お店の中庭でおっさんと女将さんと花番頭が
金属の鐘をうるさく叩きながら
煙を出して野菜を並べてぶつぶつ言った
透明なんがいっぱいにやにやしながら
すーっと
やれやれやっとカエラッタ
楽しかったけど疲れたよ
やれやれとストレス板でもと畳にあがったら
みんなまだいた
一応形式だからと透明な一人が言った
あわてて帰る必要ないらしかった
ちょっと点検してきます
いろんな透明なんがいっぱいいて
でも不思議とお店に来る人間と違って
「いっ!」という感じがなく落ち着けた
茶と白のでぶった僕の種もいて
たくさん話した
きょとんとした栗色の犬の種も
普段よりもはっきり見えて優しかった
お店の中で妙にきょろきょろする僕を
おっさんは不思議がってたが
いっぱいいやるか?って言った
おっさんそっくりの透明なんは
何度も何度もだっこしてくれた
おっきい透明なんはにこっともしないで
でも最後に僕の頭をぐいぐいなでた
お店の中庭でおっさんと女将さんと花番頭が
金属の鐘をうるさく叩きながら
煙を出して野菜を並べてぶつぶつ言った
透明なんがいっぱいにやにやしながら
すーっと
やれやれやっとカエラッタ
楽しかったけど疲れたよ
やれやれとストレス板でもと畳にあがったら
みんなまだいた
一応形式だからと透明な一人が言った
あわてて帰る必要ないらしかった
ちょっと点検してきます
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ミツナリ
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ハンターの血
どうしようもない衝動
動いてるものを見るとつい身を伏せてしまう
昨日もそうだった
ちいさな鳥を捕まえた
僕は人間と一緒に暮らすタイプだが
カラダの半分は野生のままだ きっと
ただ褒めてほしかったから
お店にもって帰った
一瞬お店の時間が止まって
人間達は僕をみた
花番頭は扉を閉めた
どうやら歓迎されなかったみたいだ
このギャップになかなか慣れないね
しばらくふてくされてて 外で寝てた
獲物は大切な場所に隠した
その日だれもだっこもギューもしてくれなかった
おっさんを除いて
おっさんは僕をギューと胸に押し付けて
「まあしゃーないわな」と言った
最近お店には人間の形をした透明な感じのが
いっぱいいるようになった
なかにはおっさんそっくりな透明なんもいるし
僕の種の透明なんも犬の種もいっぱい
とっても楽しそうだ
けど店の人間達はわかってないみたいで
それもまたおかしいね
透明な一人が僕を呼んで言った
「おまえか?ミツナリて」
無視した
動いてるものを見るとつい身を伏せてしまう
昨日もそうだった
ちいさな鳥を捕まえた
僕は人間と一緒に暮らすタイプだが
カラダの半分は野生のままだ きっと
ただ褒めてほしかったから
お店にもって帰った
一瞬お店の時間が止まって
人間達は僕をみた
花番頭は扉を閉めた
どうやら歓迎されなかったみたいだ
このギャップになかなか慣れないね
しばらくふてくされてて 外で寝てた
獲物は大切な場所に隠した
その日だれもだっこもギューもしてくれなかった
おっさんを除いて
おっさんは僕をギューと胸に押し付けて
「まあしゃーないわな」と言った
最近お店には人間の形をした透明な感じのが
いっぱいいるようになった
なかにはおっさんそっくりな透明なんもいるし
僕の種の透明なんも犬の種もいっぱい
とっても楽しそうだ
けど店の人間達はわかってないみたいで
それもまたおかしいね
透明な一人が僕を呼んで言った
「おまえか?ミツナリて」
無視した
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ミツナリ
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ちょっとほっといて
きまぐれでいつもの場所でない場所で
寝てたりするともう大変だ
「みつはどこいきよった?」
「出勤か?」
「帰ってきよるやろか?」
などなど いろんな声が聞こえる
大抵僕はその辺にいるのにも関わらず
あんまりうるさいので
「ここや」と声を発すると
みんながとんできて
「なんやここにいたんかいな〜」
「お前は変な色やでわからんかったわ〜」
とかいいながらみんな散って行く
「ひまか」
しかしばたばたしてるお店にいると
落ち着かないが
この人らの働きでご飯がもらえてるから
我慢せんとあかんね
まぐろのカリカリ これ絶品!
ぼくはまぐろなのだ まぐろ派!
寝てたりするともう大変だ
「みつはどこいきよった?」
「出勤か?」
「帰ってきよるやろか?」
などなど いろんな声が聞こえる
大抵僕はその辺にいるのにも関わらず
あんまりうるさいので
「ここや」と声を発すると
みんながとんできて
「なんやここにいたんかいな〜」
「お前は変な色やでわからんかったわ〜」
とかいいながらみんな散って行く
「ひまか」
しかしばたばたしてるお店にいると
落ち着かないが
この人らの働きでご飯がもらえてるから
我慢せんとあかんね
まぐろのカリカリ これ絶品!
ぼくはまぐろなのだ まぐろ派!
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